OMAE FARM

2021/05/12 14:48

苺の季節も終盤に。

シーズン中は、今年も環境問題やコロナに悩まされましたが、無事に実ってくれた苺に、お客様に感謝の気持ちでいっぱいです^^

もうしばらく(5月末)は収穫できますよ!

 

さて、苺の季節が完全に終わる前に、苺の手仕事「苺酢」を楽しみませんか^^

◆作り方はインスタグラムのハイライトをご覧ください。@omaefarm ◆



苺酢は簡単に作ることができ、小さいお子様からご年配の方まで幅広く楽しんでいただける健康ドリンクのひとつです。

今回はそんな苺酢の栄養効果をご紹介します。

 




まずは、体にいいとされる「酢」についてです。


その効用は様々に!

一日大さじ1杯摂れば効果的と言われています。

 

・高血圧予防、改善

・血流改善

・疲労回復

・高血糖の抑制

・腸内環境改善

・カルシウムなどのミネラル吸収率アップ

 


〇高血圧予防・改善

酢の主成分は「酢酸」です。

そして、血圧を下げるのに重要な働きをするのが「アデノシン」という物質なのですが、これは酢酸の代謝に伴って生成されます。

この「アデノシン」によって血管が広がり、血圧が下がるとされています。

 


〇血流改善・疲労回復

さらに、酢には血流改善の効果も期待できます。

酢に含まれる酢酸や有機酸は、体内に入るとクエン酸に変わり、血液中の疲労物質である乳酸を分解し血液を流れやすくしたり、疲労回復にも効果的です。酢にはアミノ酸も含まれているので筋肉疲労改善も期待できます。

※ちなみに、もう少しマニアックにいくと・・・

クエン酸は乳酸などの疲労物質を分解してエネルギーに変え、再びクエン酸に戻ります。これを「TCA回路」や「クエン酸サイクル」と呼びます。クエン酸サイクルでエネルギー代謝が一巡するころには、体内の疲労物質が減少し疲れがとれた状態になるのです。

体ってすごい!!!

 


〇高血糖の抑制

酢には、胃袋に入っている食べ物の滞留時間を延長させて緩やかに腸へ送り出す作用があります。これにより、糖質の消化や吸収を遅らせることができます。

 


〇腸内環境改善

酢に含まれる「グルコン酸」は善玉菌であるビフィズス菌の大好物です。

また、酢は強酸性の食品です。

保存食などに酢を使うのは、強酸性による殺菌作用があるためですが、この殺菌作用には、腸内の悪玉菌を減らす効果もあるとされています。

 


〇カルシウムなどのミネラル吸収率アップ

カルシウムは水に溶けにくく、吸収しにくい栄養素です。

そこで吸収率アップのために一役買ってくれるのが「酢」です。

酢のクエン酸が、カルシウムを水に溶けやすい水溶性に変え、腸壁からの吸収率を高めてくれます。

割合にすれば、約50%ともいわれるほど!

カルシウムを含む食材をそのまま摂取するよりも、酢と一緒に摂る方が吸収率を高めてくれるのです。

 


ここまで様々な「酢」の効果をご紹介しましたが、

「果実酢」では、果物と酢の相乗効果で、栄養効果もパワーアップします!

 

苺酢では、

苺に含まれる「ビタミンC」「葉酸」「アントシアニン」「カリウム」などの水溶性成分やミネラルが酢にも溶けだしていると考えられます。(苺に含まれる栄養効果は前回の記事をご覧ください)

苺と酢の栄養効果をどちらとも得られるなんて、とっても魅力的です。

 

また、この苺酢を牛乳で割って飲むと「カルシウム」の吸収率アップにもつながります。


鉄分豊富な食材(赤身のお肉やレバーなど)を使った食事では、ドリンクとして一緒に摂ったり、少し手を加えてドレッシングなどで使用すると、鉄分の吸収率アップにも。

また、炭酸水で割ったり、お菓子に使用しても美味しくいただけますよ^^

 

苺農家なので、苺酢をご紹介しましたが、その季節の果物をつかっていろいろな果実酢を楽しんでみてくださいね。

 

そして、毎日とってこその健康効果です。※摂りすぎには注意です。

お酢を使った料理は様々にありますが、果物+酢の果実酢は日常にも取り入れやすいのではないでしょうか。

簡単で、美味しく健康になれたらいうことありませんね^^

 

 

参考文献

・健康栄養科学シリーズ「基礎栄養学」

・発酵食スペシャリスト養成講座

・発酵食のすべて

 

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