OMAE FARM

2021/02/20 17:31

あっという間に2月ですね!

当園の苺も旬を迎えています。

 現在、端境期を迎えておりますが、着々とまた鮮やかに色付き始めましたよ^^

※オンラインショップ再登場は3月中旬の予定

 

今回は、今が旬の「苺」をご紹介いたします。

 



苺には6月~11月までが旬の夏秋苺、11月中旬~5月が旬の冬苺があります。

品種も様々。今では全国各地で栽培されていますね。

 

当園では12月後半~5月までに、「さちのか」「おいCベリー」という品種を扱っています。

「さちのか」は、香りがよく糖度の高い苺です。甘酸のバランスにも優れており、しっかりとした果肉が特徴です。




「おいCベリー」は、苺の中でもビタミンC含有量が高いのが特徴です。糖度も高く果肉もしっかりとしています。

 


見た目も味も魅力的な「苺」ですが、積極的に摂取したい栄養成分もしっかりと含まれています。

 

 

◆苺の注目栄養素・成分・効用は

 

・ビタミンC

・葉酸

・カリウム

・食物繊維

・アントシアニン

 

苺はビタミンCが豊富な果物です。

ビタミンCはコラーゲンの合成を促します。

コラーゲンは細胞と細胞を結ぶたんぱく質で、皮膚や血管、粘膜を強化する働きがあるので美容には欠かせないビタミンです。

小粒~中約10個で1日の推奨量を摂取でき(※12~75歳以上の男女)、

手を加えずとも、生のままパクっと丸ごと食べられるので手軽にビタミンC摂取ができる優れものです!



葉酸は、赤血球の生成にかかわり、造血のビタミンともいわれます。

たんぱく質や核酸(DNA)を合成する働きもあり、胎児の細胞分裂や脳の発育にも欠かせません。特に妊娠初期には十分な摂取が必要です。

その名のごとく、ほうれん草や菜花、ブロッコリーなどの緑葉野菜類に多く含まれていますが、苺からも摂取可能です。

ほうれん草:210μg/100g茹でると110μg/100g 苺:90μg/100g

その量は一見ほうれん草に劣りますが、 ほうれん草を100g食べるよりも、苺を100g食べる方が簡単かもしれません。(苺小粒約6個で100g

もちろん人によって感じ方があると思いますし、お野菜も果物もそれぞれの良さがあるのでどちらもバランスよく食べるに越したことはないのですが。お手軽っていうのは何とも魅力的ですよね!


その他にも、体内の余分な塩分を排出してくれるカリウム、整腸作用や血糖値の急上昇を抑える食物繊維も含まれています。

 

そして、苺の真っ赤な色はアントシアニン系色素(カリステフィン)です。

その抗酸化作用は活性酸素の働きを抑え、悪玉コレステロールの酸化防止やがん細胞の発生を抑制してくれるなど、生活習慣病全般の予防対策にも期待ができます。

 

 

どうでしたか?

かわいいだけではない果物、それが「苺」です!

苺は手間いらず、簡単に栄養補給ができます。旬のこの時期に是非お楽しみくださいね。



と、ここまで苺の栄養成分等をご紹介しましたが、苺をたっぷり食べたから当分健康というわけでもありません。

ビタミンCも葉酸も水溶性ビタミンで、水に溶けやすく余分な量は尿と一緒に排泄されてしまいます。過剰症の心配はほぼないのですが、食いだめができないのです。

ですから、毎日取り入れることがポイントです。

あまり神経質になる必要はありませんが、いろいろな食材を組み合わせて、毎日の食事を楽しんでくださいね^^


ちなみに・・・

今回の内容も管理栄養士国家試験に出題される範囲の内容です^^

国家試験まで約1週間!受験されるみなさん応援しています!



参考文献

日本食品成分表2020七訂

日本人の食事摂取基準2020年版

健康・栄養科学シリーズ「基礎栄養学」

旬の野菜の栄養辞典(最新版)

 

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