2020/12/10 22:09
なみへい食堂へようこそ^^
大根情報につづいて、
今回は食卓を華やかに、ついでに栄養も補える「カラフル大根おろし~豚しゃぶ編~」をご紹介します。
前回の内容では、大根の食べ方のひとつとして「生食」をおすすめしました。
なぜなら、大根のもつ消化酵素やビタミンCの効果を最大限に活かすことができるからです!(詳しくは前回の内容をどうぞ)
豚しゃぶに薬味として添えているのは全部大根おろしです。
白、赤、黄、橙、緑の5色。大根おろしにいろいろな食材を加えています。
熱々の豚しゃぶを風味豊かなおろしと合わせていただけば、味は絶品!
味変も楽しめて大根以外の栄養も補えます。簡単なので、ぜひ作ってみてくださいね^^
それでは早速いってみましょう!
【5色のカラフル大根おろし】
<材料>
・大根…適量(4種類のおろしに使用するので多めに)※大根の先端にかけて辛みが増します
・紅(紅芯)大根…適量
・柚子…適量(量の補足説明あり。)
・ブロッコリー…適量(量の補足説明あり。)
・人参…適量(量の補足説明あり。)
・(お好みでたかのつめ)
A酢…適量
Aしょうゆ…適量
【豚しゃぶ】
材料はお好みでそろえてください。
今回わたしは、豚、小松菜、水菜などの野菜を使用しました。
◆タレは、醤油+ごま油+七味(鷹の爪)。麺つゆ+ごま油でも美味しいですのでお試しを^^
酢しょうがをアクセントとして添えてもOK。
<カラフル大根おろし作り方>
下準備
・大根…よく洗い、皮ごとすりおろす※新鮮なものは皮も柔らかいはずですが、硬い場合は薄めにむいてください。
〇白おろし
大根をおろしたものをそのまま。
〇紅おろし
紅大根(紅芯大根)をよく洗い、皮ごとすりおろす。
〇柚子おろし
※大根おろし約100gに対し、柚子は約1/2個分。お好みで調整してください。(ちなみに私は柚子増しましで入れます)
①柚子をよく洗い、皮を薄めにそぎ、千切りする。果汁は絞り、種を除いておく。※皮はすりおろしてもOK!白い部分が多く入ると苦味が出ます。
②大根おろし(白)と①を混ぜ合わせる。
〇緑おろし
※大根100gに対してブロッコリー小1房(約10~20g)。お好みで調整してください。
①ブロッコリーを洗い、耐熱皿にのせて電子レンジで加熱する。
②柔らかくなったら、ブロッコリーの頭の部分(つぶ粒)だけをそぎ、大根おろし(白)と混ぜ合わせる。
下の部分は豚しゃぶと食べても美味しいです。
〇紅葉おろし
※大根100gに対し、人参は約30g。お好みで調整してください。
※人参約30gに対し、酢小さじ1、しょうゆ小さじ1/2
①人参の皮を良く洗いすりおろし、A(酢・醤油)と合わせる。
②大根おろし(白)と①を混ぜ合わせる。
◆ちなみにお好みで鷹の爪を加える場合、大根に箸で穴をあけ、そこに種を除いた鷹の爪をつめておろすと簡単ですよ^^
紅葉おろしだけ、大根を別でおろしてもいいですね。
そしてここがポイント!!!
紅葉おろしは調理を工夫しないと、ビタミンCの損失が大きいのです。
その理由は人参にあります。
人参にはビタミンC酸化酵素(アスコルビナーゼ)が含まれているため、大根のビタミンCを酸化してしまいます。
・・・・・・見た目の鮮やかさをとるか、栄養をとるか・・・・・。
迷いますよね。
ですが、そんなあなたに朗報です!!!
「酢」と「醤油」に助けてもらえばいいのです!
酢と醤油を加えれば、人参のビタミンC酸化酵素はほとんど働かなくなります。
(酸性下ではビタミンC酸化酵素は働かなくなると言われています。醤油の塩分からも酸化を抑える効果があると考えられています)
紅葉おろしのレシピの中で、人参に酢と醤油を混ぜる工程にはそういう理由があったのです。
大学時代、友人たちと食事をする際によく話したものです笑
この紅葉おろしのビタミンCは果たして無事なのだろうかと・・・。
生きた教材を使えば頭にも入ってきやすいですね^^
また、前回の内容にもありましたが、大根おろしのビタミンCは2時間で半分以上が酸化されます。
食べる前に作ることが1番なのですが、そうもいかないときがありますよね。
そんな時は酢とわせておくことでビタミンCを効率よく摂取できますよ。酸っぱいのが苦手という方も、このカラフル大根おろしを薬味として、他の食材や料理と一緒に口に運ぶことで食べやすくなると思います。
せっかくいただくのですから、おいしさも栄養も丸っといただきたいですよね^^
そして大根の消化酵素「オキシダーゼ」には、焦げに含まれる発がん物質を解毒してくれる効果があることもご紹介しました。
焼き魚にも、是非このカラフルおろしを合わせてみてくださいね^^
次回は大根を加熱調理するレシピをご紹介します。
お楽しみに~。