OMAE FARM

2020/11/12 13:02

秋から冬へ、朝晩と冷え込むようになりましたね。

三次市の山は赤や黄色でとても鮮やかです。

 

 

 

紅葉・・・カラフル・・・・・・・・・

カラフルな野菜といえば、そう!ピーマンにパプリカ!(無理やり感が否めない・・・)




今回はこの緑黄色野菜にピントを合わせてみましょう。

平均的にピーマンとパプリカの旬は6月~9月ですが、当園ではそれぞれの木がまだ頑張ってくれています。さすがに量が減ったので出荷はしておりませんが、みんなでおいしくいただいております^^

 

これまた通年出まわる有難い世の中ですので、お弁当や食卓を華やかにしてくれる便利な緑黄色野菜ですよね。

もちろん価格的にも栄養的にも旬の方がお得です^^

 

 

 

ところで、ピーマンとパプリカは植物学的には同じ分類ということをご存じですか?

共にナス科でトウガラシの仲間です。どおりで形が似ているはずですね!

 

しかし、甘みや果肉の厚さなどには違いが出てきます。


また、ピーマンとパプリカは収穫時期が異なると栄養価には大きな違いが出てくるのです。

 

 

青ピーマンの収穫時期は、実がなり赤くなる前に枝から外します。

一方カラフルなパプリカは、緑から黄色、黄色から赤色になったタイミングで収穫、完熟の状態で枝から外します。

赤ピーマンも同じ要領です。

 

そのため、元木には大きな負担がかかり、同じ木から沢山収穫することが難しいのです。

 

そりゃあ高いわけですよね~

青ピーマンに比べて、赤や黄色に高い値段が付くことにも納得がいきます。

 

また、両者ともに含有栄養素はほとんど同じですが、青(緑)から色が変わり、それらが熟すことで栄養素量には圧倒的な違いがでます。

 

◆青ピーマンの注目栄養素や成分の特徴

 

・ビタミンC

・ビタミンE

・βカロテン

・ビタミンP

・メトキシピラジン

 

 

ビタミンC、E、βカロテンは抗酸化作用をもち、老化防止や美肌作りにも役立ちます。

ビタミンCは免疫力アップにも効果的ですね。

 

ビタミンPはビタミンCの吸収を助け、毛細血管を強くする働きがあります。

 

そしてピーマンには、「メトキシピラジン」という成分が含まれ、この香りには血流改善効果も期待できるといわれているそうです。

 

 

 

◆完熟パプリカの注目栄養素や成分の特徴

 

・ビタミンC

・ビタミンE

・βカロテン

・色素成分(カプサンチン、アスタキサンチン)


パプリカにも青ピーマンと同じように、抗酸化作用のある栄養素が含まれています。

 

めでたし、めでたし。

 



 


 

とはいきませんよ!笑

完熟パプリカはすごいのです!もっとめでたしです!笑


なにがすごいのかって!?

それは上記の栄養素の含有量です。青ピーマンとは全く違うのです!

 

 

例えば、赤パプリカ(赤ピーマン)の「ビタミンC」量ならば、青ピーマンの倍以上の量が含まれます。

<・青ピーマン:76/100g、赤パプリカ(赤ピーマン):170/100g

ちなみにオレンジと黄色パプリカは150㎎>

 

「ビタミンE」は青ピーマンの5倍以上

<・青ピーマン:0.8/100g、赤パプリカ(赤ピーマン):4.3/100g

ちなみにオレンジパプリカは3.1㎎、黄色は2.4㎎ >

 

「βカロテン」は青ピーマンの2倍以上

<・青ピーマン:400/100g、赤パプリカ(赤ピーマン):1100/100g

ちなみにオレンジパプリカは630㎍、黄色は200㎍ >

 

 

また、赤色には「カプサンチン」、黄色には「アスタキサンチン」という脂溶性の色素成分が含まれ、それらの強い抗酸化作用から体内の酸化を防ぎ、動脈硬化の予防などにも期待ができます。

 

 

どうです!すごいでしょ!

見かけが綺麗でかわいいだけじゃなく、内面の働きまで美しいなんて!!!

 

 

私も、パプリカのような人を目指したいものです。

もちろんしっかり食べて、みた目からも綺麗になりたいのが本音ですが 笑

 

 

 

次回は、ピーマンとパプリカの特性、脂溶性ビタミンを活かす調理法でおいしいレシピをご紹介いたします。

 

お楽しみに~^^

 







参考文献

日本食品成分表2020七訂

栄養がわかる体によく効く食材辞典


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