2020/10/28 18:42
里芋のおしいし季節がやってきました。
ねっとり、しっとり、ほっくりとした里芋。こしあんのような滑らかさです^^
里芋の旬は9月頃~12月ですが、品種によっては春にかけて採れるものもあるそうです。そしてこちらも通年食べられるありがたい世の中になりました。
あ、まずはじめに。わたしたちがいつも食べている里芋、あれは根っこだと思います?
実は茎なんです!
球茎といって、地下茎のひとつです。
ちなみに、じゃが芋も茎。茎が大きくなりあの形。さつま芋は根っこ。根っこが大きくなってあの形になります。
管理栄養士の国家試験にはサービス問題として出題されることがありますが・・・
小学校の理科でも習うのかな?
余談でしたが、食事の際にご家族お子様と、このような会話をされても楽しいかもしれませんね。生きた教材です。
食材に興味を持てば、より一層おいしくいただけますよ^^
ちなみのちなみにわたしは夫に食材○×クイズをだしながら、それに答えながら食べてもらっています。
私と食事をすることがあれば、その時は是非一緒にクイズを楽しみましょうね 笑
さて、話を戻しまーす!
◆里芋の注目栄養素・成分・特徴は、
・カリウム
・水溶性食物繊維
・不溶性食物繊維
・ガラクタン
里芋はカリウムを多く含む野菜です。
こちらは、よく食べられているイモ類の中でもっとも多い含有量です。(100g中)※干し芋など加工芋は除く
カリウムは、ナトリウムの排泄を促すので「むくみ予防」や「高血圧予防」などが期待できます。
また、水溶性食物繊維には腸内環境を改善させる働きがあり、食後、血糖値が上昇するのを緩やかにしてくれたり、血清コレステロール値の上昇を抑えてくれる作用もあります。
不溶性食物繊維には整腸作用があり、便秘解消も期待できます。
そしてなんといっても、里芋は「低エネルギー・低糖質」のお芋です。
さつま芋と比べると、エネルギーも糖質量も1/2以下!!!(100g中)
じゃが芋や長芋と比べても数値は低くなります。
あんなに満足感が得られるのに、減量中の方には特に嬉しいイモ類です。
うまく食事の中に取り入れたい食材ですね^^
かといって、摂りすぎは不調の元にもなりかねません。
何でもバランスです^^
ここでは、さまざまな食材の栄養情報をお届けします。
皆さんが、毎日の食事の中で足りていないかも・・・と思われる栄養素を、食材を、意識して摂取されるきっかけになれば嬉しいです。
ぜひ参考にしてくださいね^^
次回は、前回の白ねぎと今回の里芋を使って、簡単おいしい料理をご紹介します。
おたのしみに~
参考文献
日本食品成分表2020七訂
調理と理論
栄養がわかる体によく効く食材辞典