2020/10/23 18:57
冷えますね〜!
いっきに寒さが深まったように思います。
これからの時期、野菜の出荷作業も寒さとのたたかいです。
さて、そんな寒さと共にやってくるのが「秋冬野菜のおいしい季節」です!
その中でも今日は、「白ねぎ」のお話をいたしましょう。
白ねぎは、長ねぎとも呼ばれますが根深種(根深ねぎ)という品種になります。
旬は11月~2月の冬の時期ですが、通年出回るありがたい世の中になりましたね〜。
もちろん、旬である冬に出荷されるものは甘みが増し、価格もお買い得!
◆白ねぎの注目栄養素は
・アリシン(香り成分)
・カリウム
・ビタミンC
・βカロテン
「アリシン」は、ねぎ特有の香り成分です。
消化液の分泌を盛んにし、ビタミンB1の吸収を良くする働きがあります。
ビタミンB1は豚肉などに多く含まれ、糖質の代謝を助けるビタミンです。エネルギーがスムーズに作られることで、疲労回復や血行促進効果なども期待できます。
ちなみに広島名物「お好み焼き」には、そば(糖質)と豚肉(ビタミンB1)が入っており、ねぎ(アリシン)をたっぷりトッピングすると、味も栄養面でも最強料理になりますよ^^※豚肉のビタミンB1はモモ肉に特に多く含まれます。
また、カリウムには余分なナトリウムを排泄し、血圧を下げる効果があります。特に筋肉細胞に多く、筋肉の働きも良くしてくれるという効果もあります。
ビタミンCとβカロテンは、上の葉ねぎ部分に多く含まれ、それらの抗酸化作用が体をサビにくくしてくれます。
白ねぎは生育過程上、白い部分が多いのですが、ひどく硬くなければ上の葉ねぎ部分も食べられます。βカロテンやビタミンCは白ねぎ部分よりも多く含まれますし、ゼリー状の粘液には免疫力を上げる効果も期待できるそうです。
ドローっとネバーッとしているのでなんだか・・・と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、焼いたり、煮たり、混ぜ込んだりと料理方法次第で気にならなくなりますよ^^
ちなみに、アリシンは加熱に弱い成分なので、生食の方が栄養を効率よく摂取できます。
が!白い部分は、高温で短時間加熱すると甘みが増します。すき焼きなど、お鍋に入れても美味しいですよね~。
栄養をとるか、美味しさをとるか・・・・
もちろんどっちも取りましょう!!笑
様々な調理法で旬の白ねぎをいただきましょう^^
ということで、白ねぎを使ったレシピもご紹介しますので、今後ともおたのしみに。
当園の白ねぎも、採れたて新鮮なものを出荷しております^^「トレッタみよし・ゆめランド布野」でお求めいただけます。
あえて、上の葉ねぎ部分もマルッとつけて出荷してますよ^^
参考文献
日本食品成分表2020七訂
コツと科学の調理辞典第3版
栄養がわかる体によく効く食材辞典